title属性とは
title属性は、要素に補足情報を指定する属性です。主なブラウザはこの属性を指定されている要素にマウスを合わせると、ツールチップとしてtitle属性の値を表示します。この属性を指定しない場合は、祖先の要素に指定されたtitle属性と関連することを表します。また、title属性の属性値を、空白にすると祖先要素とは関連しないことを表します。なお、link要素、abbr要素、input要素などのいくつかの要素に、title属性を使う場合は、補足情報以外の要素固有の意味・役割が追加されます。
- 属性値
-
文字列
(HTML5では、改行を入れると行の分割が可能) - 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- 全てのバージョン
- HTML5より前のバージョンで指定できる要素
-
<base>、<basefont>、<head>、<html>、<meta>、<param>、<script>、<title> 以外の要素
- 対応ブラウザ
-
- Chrome
- Firefox
- Internet Explorer
- Opera
- Safari
title属性の使い所
title属性は主に下記の用途で利用されます。
<a>
要素: リンクのリンク先のタイトルや説明文など<img>
要素: 画像の撮影場所や撮影時間など<q>
要素: 画像の撮影場所や撮影時間など
以下の要素は、その要素固有の意味が追加されます。
<link>
要素: リンク先のタイトル<style>
要素: スタイルのタイトル<dfn>
要素: 定義する用語<abbr>
要素: 省略前の名称
title属性を使ったサンプル
基本的なtitle属性の使い方
abbr要素にtitle属性を指定する例
仕様
- HTML5.1
- 3.2.5.2. The title attribute
- HTML4.01
- 7.4.3 The title attribute