用語説明型リストの要素 0:16

HTMLには前回紹介した箇条書き以外にもリスト関係の要素があります。
それは、 用語説明型のリストです。
主に、 用語集や、よくある質問会社概要お問い合わせフォームなどに使います。

今回学習する箇条書き関連の要素
要素名 意味・役割
dl 用語説明型リスト
dt 用語
dd 説明や定義
今回のゴール

RERUN

用語説明リスト全体を、dl要素で挟む。 1:33

dl要素は、descriptionディスクリプション listリスト の略で用語説明型リストを表します。
dl要素の中には、用語を表すdt要素後で紹介と、説明を表すdd要素後で紹介のグループを必要な数だけ配置して、用語説明リストを作ります。

カテゴリ
フロー・コンテンツ
コンテンツ・モデル
1つ以上のdt要素と、その後に続く1つ個以上のdd要素のグループが0個以上

dl要素のサンプル

dl要素は、用語説明のリスト全体を、<dl></dl>タグで挟みます。

dl要素の例
<dl>
  HTML
  Webサイトの文書構造を記す言語
  CSS
  Webサイトのデザインを定義する言語
</dl>

上記の例は、「HTML」という用語と、「CSS」という用語を説明している用語説明型リストです。
この場合、まずはこれらの 用語リスト全体dl要素でマークアップします。
そしてその中で、あとで紹介する、 dt要素で用語を、dd要素で説明文をマークアップして用語説明リストを作成します。

dl要素の注意点

dl要素の子要素(中に直接配置できる要素)は、 dt要素かdd要素しか配置できません。。
それ以外の要素を直接配置しないように注意しましょう

説明する用語を、dt要素で挟む。 3:18

dt要素は、descriptionディスクリプション termターム の略で、説明をする用語を表します。
dt要素は、必ず、dl要素の中に配置する必要があります。

カテゴリ
なし
コンテンツ・モデル
フロー・コンテンツ
ただし、子孫にセクショニング・コンテンツの要素、ヘディング・コンテンツの要素、header要素、footer要素は配置できない。

dt要素のサンプル

dt要素は説明する用語を、<dt></dt>タグで挟みます。

dt要素の例
<dl>
  <dt>HTML</dt>
  Webサイトの文書構造を記す言語
  <dt>CSS</dt>
  Webサイトのデザインを定義する言語
</dl>

これで、「HTML」と、「CSS」が用語としてマークアップされました。
あとは、これらの 用語に対しての説明をdd要素でマークアップすれば完成です。

用語の説明は、dd要素で挟む。 5:40

<dd>要素は、descriptionディスクリプションdefinitionデフィニション の略で dtで挟んだ用語の説明や定義を表す要素です。
dd要素は、必ず dl要素の中で、dt要素より後に配置する必要があります。
(1つのdt要素に対して、複数のdd要素を配置することも可能です。)

カテゴリ
なし
コンテンツ・モデル
フロー・コンテンツ

dd要素のサンプル

dd要素は、dt要素の用語に対する説明や定義を、<dd></dd>タグで挟みます。

用語説明リストの例
<dl>
  <dt>HTML</dt>
  <dd>Webサイトの文書構造を記す言語</dd>
  <dt>CSS</dt>
  <dd>Webサイトのデザインを定義する言語</dd>
</dl>
ブラウザでの表示例

RERUN

このように、各用語に対しての説明文dd要素でマークアップします。
これで、用語説明型リストが完成です。

用語説明型リストを使ってみよう 7:00

それでは、用語説明型リストの要素を記述してみましょう。

  1. 「Chapter10」フォルダ内の「index.html」をテキストエディタで開く
  2. 下記を参考に、マークアップ。
Chapter10/index.html
<h1>僕のHTML大辞典</h1>
<dl>
  <dt>p要素</dt>
  <dd>パラグラフの略で段落を表す</dd>
  <dt>h1〜h6要素</dt>
  <dd>ヘディングの略で見出しを表す</dd>
  <dt>br要素</dt>
  <dd>ラインブレークの略で改行を表す</dd>
</dl>
  1. 上書き保存し、ブラウザで確認
ブラウザでの表示例

RERUN

練習問題 10:06

「Chapter10」 › 「quest」フォルダ内の「index.html」を開いて下記の問題を解いてみましょう。なお、解けた問題は問題文の横のチェックボックスをオンにしましょう。

    • 文字列「会社名」
    • 文字列「代表者」
    • 文字列「設立日」
    • 文字列「資本金」
    • 文字列「架空の株式会社ダミー」
    • 文字列「ボブのお父さん」
    • 文字列「2000年5月3日」
    • 文字列「3000円」
ブラウザでの表示例

RERUN

解答例

まとめ 14:21

用語説明リストの使い方はわかりましたか?

  • 説明する用語は、dt 要素で表す
  • 説明や定義は、dd 要素で表す
  • 用語説明リスト全体を、dl 要素で表す