meta要素とは
<meta>
要素は、ページに関する情報を表す要素です。具体的には、文字コードやページの紹介文、作成者の情報 、SNSの情報など、様々な情報を指定できます。ただし、<base>
、<link>
、<script>
、<style>
、<title>
で表せる場合はそれらの要素を使用します。
- 意味・役割
- メタ情報を表す要素。
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- 全てのバージョン
- コンテンツ・カテゴリ
-
メタデータ・コンテンツ
(HTML5より前:なし) - コンテンツ・モデル(梱包できる要素)
- 空要素
- この要素を配置できる親要素
-
- charset属性または、http-equiv属性で文字コードを指定してる場合:
<head>
要素 - http-equiv属性で文字コードを以外を指定してる場合:
<head>
要素または、<head>
要素内の<noscript>
要素 - name属性を指定してる場合:メタデータ・コンテンツが配置できるところ
- charset属性または、http-equiv属性で文字コードを指定してる場合:
meta要素で使える属性
どの要素にでも使えるグローバル属性の他に、以下の属性が使えます。
charset属性 HTML5で追加
HTMLファイルがどの文字コードで保存されているかを指定する属性。属性値に、HTMLファイルを作成したテキストエディタで保存した文字コードを指定する事で文字化けを防げます。さまざまな文字コードが存在しますが、"UTF-8"を利用することが推奨されています。また、この属性を指定した<meta>
要素は、<head>
要素内の始めの方(1024バイト以内)に配置するようにしましょう。(ブラウザによっては文字コードを始めの部分で判断するため)
- 属性値
-
[主な日本語環境での文字コード]
- "UTF-8": 「UTF-8」で保存されたHTMLファイル
- "Shift_JIS": 「シフトJIS」で保存されたHTMLファイル
- "EUC-JP": 「EUC」で保存されたHTMLファイル
(大文字と小文字を区別せずに使える)
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- HTML5 〜
content属性
この属性はhttp-equiv
属性または、name
属性で指定した情報の種類に対する内容を指定する属性です。
- 属性値
-
http-equiv
属性または、name
属性で指定した情報の種類に対する内容 - 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- 全てのバージョン
http-equiv属性
http-equiv属性は、サーバーやユーザーエージェントの動作に関する情報の種類を指定する属性です。http-equiv属性の属性値にその情報の種類を指定し、値はcontent
属性で定義します。なお、charset
属性または、name
属性とは同時に使用できません。
- 属性値
-
"content-language"
HTML5では非準拠-
ページのデフォルト言語を指定できます。
content
属性には、言語コードを定義します。主な言語コードは以下の通りです。- "ja": 日本語
- "en": 英語
- "zh": 中国語
- "ko": 韓国語
"content-type"
-
ドキュメントの種類を指定できます。
content
属性には、MIMEタイプと文字コードを定義します。なお、HTML5より前のHTMLでは、この属性で文字コードの指定を行います。- "text/html; charset=UTF-8": UTF-8
- "text/html; charset=Shift_JIS": シフトJIS
- "text/html; charset=EUC-JP": EUC
"default-style"
-
デフォルトスタイルシートのグループ名を指定できます。
content
属性には、<link>要素のに指定したグループ名を定義します。 "refresh"
-
ページのリロードやリダイレクトに関する情報を指定します。
content
属性には、リロードまたはリダイレクトするまでの秒数と、リダイレクトの場合はリダイレクト先を定義します。- "秒数": リロード
- "秒数; url=リダイレクト先のURL": リダイレクト
"set-cookie"
HTML5では非準拠-
ページのcookieを指定することができます。
"X-UA-Compatible"
IEのみ-
Internet Explorerで互換表示させないように指定することができる。
content
属性には、IEのどのバージョンの標準モードで表示するかを、"IE=バージョン番号" のように定義します。- "IE=edge": 最新バージョン
- "IE=◯ (バージョン番号)": そのバージョンの標準モード
- "IE=EmulateIE◯ (バージョン番号)": そのバージョンの<DOCTYPE>の記述に合わせた表示モード
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- 全てのバーション( XHTML1.1は非推奨)
name属性
name属性は、このページに関する情報の種類を指定する属性です。name属性の属性値にその情報の種類を指定し、値はcontent
属性で定義します。なお、charset
属性または、http-equiv
属性とは同時に使用できません。
- 属性値
-
"author"
-
このページの作者名を指定できます。
content
属性には、作者名を定義します。 "description"
-
このページの紹介文を指定できます。
content
属性には、紹介文を定義します。 "generator"
-
このページの作成したソフト名を指定できます。
content
属性には、ソフト名を定義します。 "keywords"
-
このページのに関連するキーワードを指定できます。
content
属性には、キーワードを「,(カンマ)」区切りで定義します。 "robots"
-
検索エンジンのクローラーに対しての情報を指定できます。
content
属性には、以下の値を「,(カンマ)」区切りで定義します。- "index": インデックス作成を許可
- "noindex": インデックス作成を拒否
- "follow": リンクをたどることを許可
- "nofollow": リンクをたどることを拒否
"viewport"
-
モバイルデバイスの初期の表示領域を指定できます。
content
属性には、以下の値を「,(カンマ)」区切りで定義します。"width=表示領域の横幅"
- 200px〜10000pxの範囲または、device-widthで指定。(初期値:980px)
"height=表示領域の高さ"
- 233px〜10000pxの範囲または、device-heightで指定。(初期値:自動)
"initial-scale= 初期のズーム倍率さ"
- [minimum-scale, maximum-scale]の範囲で指定。
"minimum-scale=最小の倍率"
- 0〜10の範囲で指定。(初期値:0.25)
"maximum-scale=最大の倍率"
- 0〜10の範囲で指定。(初期値:1.6)
"user-scalable=ズームの操作"
- yesまたは、noで指定(初期値:yes)
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
- 全てのバーション
meta要素のサンプル
仕様
- HTML5.1
- 4.2.5. The meta element
- HTML5
- 4.2.5 The meta element
- HTML4.01
- The META element