select要素とは
<select>
要素は、option selectorの意味で、 フォームの
セレクトボックス (選択式のメニュー)を表す要素です。この<select>
要素は、選択肢全体を囲みます。選択肢は、<option>
要素でマークアップ、なお、<option>
要素は、<optgroup>
要素でグループ化することも出来ます。
- 意味・役割
-
セレクトボックス (選択式のメニュー)を表す要素
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
全てのバージョン
- コンテンツ・カテゴリ
-
(HTML5より前:インライン要素)
- コンテンツ・モデル(梱包できる要素)
-
0個以上の
<option>
要素または、<optgroup>
要素
- この要素を配置できる親要素
-
フレージング・コンテンツが配置できる要素
サンプルコード
select要素で使える属性
どの要素にでも使えるグローバル属性と以下の属性が使えます。
name属性
name
属性は、
セレクトボックスの名前を指定する属性です。このname
属性はユーザーが選択した値のラベルになります。従ってユーザーが選択した値を取り出す時に必要な名前になります。一般的には、どの質問に対してのセレクトボックスなのかがわかるように、質問内容を英語にした名前を指定します。
- 属性値
-
セレクトボックスの名前となる文字列
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
全てのバージョン
disabled属性
disabled
属性は、
セレクトボックスを無効にする属性です。この属性を指定した場合は、値が送信されません。
- 属性値
-
"
disabled
": セレクトボックスを無効にする
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
全てのバージョン
autofocus属性 HTML5で追加
autofocus
属性は、 ページを表示した時点で、
フォーカス (カーソル)されて選択可能状態にする属性です。
- 属性値
-
"autofocus"
: ページ表示時にフォーカスを入れる
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
HTML5 〜
required属性 HTML5で追加
required
属性は、 セレクトボックスを
必須項目にする属性です。
- 属性値
-
"required"
: 必須項目にする
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
HTML5 〜
form
属性は、
<select>
要素を、<form>
要素の中に配置したかった場合に、関連する<form>
要素を指定する属性です。
<select>
要素を、<form>
要素の中に配置したかった場合は必ず必要な属性で、属性値には<form>
要素に指定した、id
属性の値を指定します。
- 属性値
-
<form>
要素に指定した、id
属性の属性値
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
HTML5 〜
multiple属性
multiple
属性は、
<select>
要素の選択肢を、複数選択可能にする属性です。 複数選択する場合は、
Ctrl (Macの場合:command ) または、Shiftを押しながら選択します。なお、このmultiple
属性を指定すると、リスト形式のメニューになります。
- 属性値
-
"multiple"
:複数選択を可能にする
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
全てのバージョン
size属性
size
属性は、
<select>
要素の選択肢が、リスト形式で表示する場合に、1度に見えるリストの行数を指定する属性です。 この属性を省略した場合は、初期値の "1"
となりプルダウン型のメニューとして表示します。"2"
以上の値を指定するとリスト形式のメニューとなり、指定した値が表示される行数になります。
- 属性値
-
1度に見えるリストの行数
- 利用できるバージョン(HTML4.01以降)
-
全てのバージョン
select要素のサンプル
都道府県のセレクトボックス
エリアごとの都道府県セレクトボックス
仕様
- HTML5.1
-
4.10.7. The select element
- HTML5
-
4.10.7 The select element
- HTML4.01
-
17.6 The SELECT, OPTGROUP, and OPTION elements
関連する要素
関連するレッスン