em要素とは

<em>要素は、emphasisの略で強調を表す要素です。<em>要素を使う箇所によって、文章の意味やニュアンスが変わります。また、この<em>要素は入れ子にすることで、より強い強調を表すことが出来ます、

意味・役割
強調を表す要素。
利用できるバージョン(HTML4.01以降)
全てのバージョン
コンテンツ・カテゴリ
(HTML5より前:インライン要素
コンテンツ・モデル(梱包できる要素)
フレージング・コンテンツ
(HTML5より前:インライン要素
この要素を配置できる親要素
フレージング・コンテンツが配置できる要素

em要素で使える属性

どの要素にでも使えるグローバル属性のみが使えます。

em要素のサンプル

基本的なem要素の例

基本的なem要素の例
<p>伝説のWebクリエーターに、<em>おれは</em>なる!</p>
ブラウザでの表示例

RERUN

上記の例は、ほかの誰でもなく、"おれ" が伝説のWEBクリエータになるという意味になります。

em要素を入れ子にした例

em要素を入れ子にした例
<p>
  ぼくは、<em>猫が</em>好きです。
  でも、<em><em>ワンちゃん</em>の方が、もっと好きです。</em>
</p>
ブラウザでの表示例

RERUN

上記の例は、"ワンちゃん" を<em>要素で入れ子にし、より強い強調を表しています。

em要素の注意点

<em>要素は、上記のサンプルのように、 <em>要素を使う箇所によって意味やニュアンスが変わりますので、 <em>要素を使う際は、どこを強調するか考えて使用しましょう。また、<em>要素を使った箇所は、通常斜体で表示されます。ただし、斜体で表示する目的で、<em>要素を使うことはやめましょう。もし、文章を斜体で表示する必要があれば、CSSの:font-style プロパティで行うようにしましょう。

仕様

HTML5.1
4.5.2. The em element
HTML5
4.5.2 The em element
HTML4.01
9.2.1 Phrase elements: EM, STRONG, DFN, CODE, SAMP, KBD, VAR, CITE, ABBR, and ACRONYM

関連する要素

関連するレッスン